先の記事でヴィンテージの参入歓迎って話をしたのは理由がいくつか。
まず1つ目はもはや環境が極まってるレガシーだと半端な上のフォーマットのデッキを持ち込んでもまず勝負にならないから。4CGレオヴぉルドとかデルヴぁー系とかメタの最有力候補の万能系のデッキが突破できないからメタ次第って勝負にまで手を届かせるのが難しい。(多色のクロックパーミッションにしても多色のコントロールにしても3色以上のパワーカード満載のデッキがメタの筆頭にあるってのはもはや末期だと思う。ストームとかのデッキの方が長所短所はっきりしていて余程健全だと思う)
2つ目はヴィンテージの環境は純粋なパワーカードのぶつけ合いになるから長所短所がはっきりしているデッキが多いためメタ次第では上の環境のデッキでも勝負に持ち込めること、(もちろん負けるときは無惨なことになるけど)、レガシーで一大勢力となってる多色系のデッキもあっさり崩され得るから絶対王者にならない為(もちろんパワー9フル装備となる為デッキパワーにおいては他のデッキに勝るとも劣らない)、意外とバランスが取れてる環境になっている。

そんな環境だからプレイヤーの絶対数の少なさもあって新規プレイヤーの与える影響がものすごく大きい。何か上の環境から新しいデッキを持ち込めば今日からヴィンテージの新しいデッキタイプの開拓者として周囲から認知される事間違いなし。

パワー9はもちろん超パワーカードではあるけどそれを封殺する選択肢はいくつかあってそれができればカードパワーの差はある程度埋められる事、クリーチャーデッキが少ないため除去が薄くなりがちな環境、不毛(+露天鉱床)の採用率がレガシーに比較して少ないため特殊地形が採用しやすい環境になってることはモダンより上のプレイヤーにとってはレガシーよりハードルが低くなる要因として十分だと思う。

レガシーに比べればヴィンテージは少額の投資で遊べるし色々なデッキタイプを試せる環境(と少なくとも東京大阪は新規のヴィンテージプレイヤーと色々な試行錯誤を受け入れてくれる人間)に恵まれているからメインの構築フォーマットと両立できるっていうのが私の考え。

デュアランないからレガシーできない、パワー9ないからヴィンテージ遊べないっていう考え方はガチで害悪でしかないと思うよ。

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